イラストレーターで画像を埋め込まない理由

イラストレーターで画像は埋め込むのと埋め込まないのとどっちが良いの?

今は埋め込んだ方が良いけど、昔は逆だったんだよ
画像を埋め込むというのはどういうことか
イラストレーターでデーターを保存するとファイルになります。拡張子.aiファイルです。画像を埋め込まない場合このファイルにはイラストレーターで作ったデーターの情報だけが保存されます。画像を使っていても画像の情報は入っていません。画像を埋め込んでから保存すると.aiファイルの中にイラストレーターの作画情報と画像が格納されます
画像を埋め込まない場合:作画情報だけなのでファイルが小さい
画像を埋め込む場合:作画情報と画像情報が入るのでファイルが大きい
なぜ昔はイラストレーターで画像を埋め込まなかったのか
今から思うと大昔のことです。イラストレーターが作られた初期の頃のコンピューターは今のコンピューターと比べてものすごく遅かったんです。ですからデザイナーは次の手順で作業しました。
画像ファイルを2個準備します。1個は70dpiくらいの低解像度にします。もう一つは印刷用で350dpiでつくります
二つのファイルは同じ実寸に設定します。ファイル名も同じにします。別のフォルダーに保存します。
デザイン作成時は低解像度の方の画像で印刷データーを作成します。
印刷時は印刷用のデーターフォルダーを使って印刷します。
つまりコンピューターが高解像度の画像を扱うにはあまりにも遅かったのでデザイン中だけ低解像度のデーターを使ったわけです。そして印刷屋さんに提出するときだけ元の画像を使ったわけです。
その習慣がデザイン会社のメンター達から受け継がれて理由も必要性もないけど画像を別のフォルダーにまとめて印刷屋に提出するということになってるわけです。
なぜイラストレーターの画像を埋め込んだ方が良いのか
積極的な理由は、リンク画像をつかっていると誤リンクの可能性はゼロではありません。そのため、意図しない仕上がりになる可能性があります。
今ではコンピューターの速度が速いため作業するときも実際の解像度の画像を平気で使います。わざわざ低解像度の画像を作って作業する方はいないとおもいます。そうであるなら誤リンクの可能性をゼロにするために埋め込みをしたほうが良いということになります。
第二の理由は、現在も存在するかどうか確認していませんが、日本語のPHOTOSHOPの仕様上の問題点でPHOTOSHOP上のパスの名前が日本語だとリンクと埋め込みで表現が変わるというバグともいえる仕様がありました。このバグを回避するためには埋め込みをするしか方法がありませんでした。この手法を使われるかたは少ないのであまり問題になりませんし、積極的な理由ではありませんが、そのようなこともあるということです。
つまり、埋め込みをした状態で分版プレビューでオーバープリントプレビューを確認すれば印刷の仕上がり状態と違うということは無いと言えるからです。
まとめ
歴史的な理由で画像を埋め込まないというのがデフォルト設定ですが、高速で大容量のパソコンを誰もが使う時代ですから画像は埋め込んだ方が良いです。



